日本酒をメインに扱う和食レストランの内装計画。日本酒をイメージさせるエッセンスとして水の「清流」をコンセプトとした。ホールの壁面は、上部から長さの異なるテーパーをランダムに織り交ぜたルーバー壁面とすることで、水が流れ落ちるさまを表現している。天井もルーバー仕様とし、密度を変化させることで壁面と同調させ、また同時に間隔の広い箇所に設備類を仕込めるようにしている。ホールに面した個室群の壁面は現代的な襖絵と考え、黒のカラーガラス表面に山水画をイメージしたグラデーションをシルクプリントし、幻想的な奥行き感を出した。VIPルームには様々な長さを混在させたアクリルエッジライトを特注し、壁面とシンクロした特殊性を付与している。

内装設計:堤由匡建築設計工作室

照明設計:株式会社ライトモーメント

設備設計:北京東洲際技術咨詢有限公司

施工:北京世紀恒創装飾工程有限公司 beijingshijihengchuangzhuangshi

写真:広松美佐江、宋昱明(北京鋭景撮影)